青森県三沢市の特産品「三沢昼いか」が特許庁から地域団体商標に登録された。登録は3日付。登録を受け、三沢市漁業協同組合の関係者らが17日、三村申吾知事を表敬訪問した。
地域団体商標は地場産品のブランド力を保護し、地域産業を育成するため、2006年に導入された。県内では「たっこにんにく」や「大間まぐろ」などが登録され、三沢昼いかは12件目となる。
三沢昼いかは昼間に漁獲され、三沢漁港に水揚げされたスルメイカ。通常は深夜が中心のイカ漁を昼に行い、船上で箱詰めして出荷。翌朝には市場やスーパーに届くため、鮮度が高く、首都圏の市場関係者らから好評という。
三沢市漁協は16年に初めて商標登録を出願したが、認知度不足から登録されず、今回3度目の出願でようやく認められた。三沢市漁協の門上馨代表理事組合長は「登録されてホッとしている。これを機に首都圏や関西など、さらに販路を拡大していきたい」と意気込んだ。(土肥修一)