【北京=田川理恵】北京市朝陽区人民法院(裁判所)は4日、生活雑貨専門店「無印良品」を展開する良品計画に対し、中国で「無印良品」の商標を持つ現地企業の名誉を毀損(きそん)したとして、損害賠償など計40万元(約710万円)の支払いを命じた判決を公開した。判決は7月30日付。
判決や良品計画によると、良品計画は2019年、「無印良品」と酷似した店舗を展開する中国企業から、商標の使用差し止めなどを要求された裁判で敗訴。北京の裁判所から損害賠償などの支払いを命じられた。
今回の北京市朝陽区人民法院の判決は、この19年の判決後、良品計画が出した声明が問題視された。良品計画が声明で、「『無印良品』の商標は他の企業に登録されていた」と説明したことが、中国企業の商品を「偽物だと思わせ、商業上の名誉を毀損した」と認定された。
良品計画は控訴し、現在は高裁で審理中だ。良品計画は「主張が受け入れられず大変残念。改めて主張を認めて頂くべく争う」としている。
出典:
https://news.yahoo.co.jp/articles/acfa100e322d85ade6d60f611af6abf1cce41be3