[ストックホルム 19日 ロイター] - スウェーデンの通信機器大手エリクソンは米アップルを相手取り、第5世代(5G)移動通信システムの特許侵害に関して、新たに複数の訴訟を起こした。
両社は2015年に最初に結んだ期間7年の特許使用許可(ライセンス)契約の更新を巡る交渉が不調に終わっており、これまでに米国の裁判所に互いを提訴していた。
エリクソンは10月に提起した最初の訴訟で、アップルは不当に特許使用料を引き下げようとしていると主張。アップルは12月に起こした訴訟で、エリクソンは特許使用契約の更新に「強引な」方法を用いていると訴えた。
アップルの広報担当者は18日、エリクソンは契約更新の公正な条件を交渉することを拒み、過剰な使用料を強要するために世界中でアップルを提訴していると批判。
エリクソンの広報担当者は、従来の契約は期限が切れ、新たな使用許可契約の条件と範囲で合意がまとまっていないため、アップルは使用許可がないままエリクソンの技術を使っていると強調した。
出典:https://jp.reuters.com/article/ericsson-patent-apple-idJPKBN2JT06K