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日本音楽著作権協会(JASRAC)は、10月4日の理事会での決議に基づき、公表時編曲制度の取り扱いを一部変更すると発表した。
公表時編曲制度は、著作物が初めてCD等のレコードで発行(公表)される時に付された編曲を行った編曲家・アレンジャーが、カラオケ演奏使用料および業務用通信カラオケ送信使用料の1/12の分配を受けられる仕組み。JASRAC独自の制度として、1998年4月にその取り扱いを開始した。
近年、楽曲が配信のみで公表されるケースが増加し、また、音楽制作の現場においても複数人が共同で楽曲を創作することが増えてきたため、JASRACでは作詞家・作曲家・音楽出版社で構成される分配委員会で、公表時編曲制度の取り扱いについて検討を進めてきた。
今回の変更により、初めてCD等のレコードで発行されるときに付された編曲に加え、初めてインタラクティブ配信で利用されるときに付された編曲も公表時編曲として届け出できるようになる。また、公表時編曲者を複数名届け出できるようになる。
なお、届け出方法などは、会報やメンバーズページ等を通じて委託者に周知していくとのこと。