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中国の業者が日本の農産品のブランド名を勝手に商標登録する事例が相次いでいる。栃木県が開発したイチゴ「スカイベリー」が商標登録されたことが判明。また、日本を代表する「松阪牛」に対する「松板牛」は権利取り消しが却下されており、農林水産省は対応に苦慮している。
「とちおとめ」の後継となるイチゴ「スカイベリー」の名称が昨年、中国で商標登録された。申請者は上海市のインターネット販売会社。検疫の問題で輸出できないため、中国では商標登録をしていなかった隙をつかれた。「いったん登録されると取り消しは難しい」と栃木県の担当者は頭を抱える。
著名産地を知的財産に指定する地理的表示(GI)で保護されている愛知県の「西尾の抹茶」も出願された。松阪牛をめぐる「松板牛」「松坂牛」などの商標は、出願から約10年たって取り消しを申請したが、却下された。
出典:http://www.sankei.com/politics/news/170907/plt1709070011-n1.html