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経済部(経済省)知的財産局が10月31日に公表した統計によれば、今年第3四半期の特許出願数は半導体の受託製造世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が225件に上り、台湾法人で5四半期連続1位となった。2位は鴻海(ホンハイ)精密工業(114件)。
同局によれば、発明(特許)・新型(実用新案)・設計(意匠)の3種類における第3四半期出願件数は1万8765件で、前年同期に比べ4%増加した。商標登録の出願件数は2万2168件に達し、前年同期比12%増だった。
同局は、国家発展委員会(国発会)が公表する景気対策信号が今年8月、5段階のうち下から2番目の「転向」から3番目の「安定」に変わったことに触れ、景気が徐々に回復しており、知的財産権の申請を後押ししたと分析している。
今年第3四半期、台湾での特許出願件数が最多だった外国法人は中国大陸の阿里巴巴(アリババ)で151件。日本の東芝メモリ(6位、83件)と中国大陸のオッポ(Oppo、7位、81件)が初めてトップ10入りした。スマートフォンの製造などを手掛けるオッポが台湾で特許を出願したのは同四半期が初めてで、台湾市場への進出に向けて準備を進めているとみられる。
出典:http://www.excite.co.jp/News/world_g/20171102/Jpcna_CNA_20171102_201711020001.html