【商標判例紹介TW03】台湾智慧財産法院106 (2017) 年度行商訴字第40號行政判決
 

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【商標判例紹介TW03】台湾智慧財産法院106 (2017) 年度行商訴字第40號行政判決

【商標判例紹介TW03】台湾智慧財産法院106 (2017) 年度行商訴字第40號行政判決

 

係争商標の態様

 

  

出願第102914183号「eol設計図」商標

出願日:2013年3月19日

区分/指定商品:(第11類) 電気炊飯器;電気ティーポット;電気ポット;電気がま;電気圧力鍋;電気鍋;自動漢方煎じ器;電気コーヒー沸かし;ホットプレート;ウォーターサーバー;電気オーブン;電気暖房機;海水淡水化装置;温風装置;熱風オーブン;スチームオーブン;食品加熱装置;調理台;レンジ。

引用商標の態様

 

登録第01254408号「台北金融大樓股份有限公司標章」商標

出願日:2006年6月15日

登録公告日:2007年3月16日

出願区分/指定商品:(第11類)ちょうちん、電球;車輌用ライト;流し台;電気コーヒーポット;シャワーヘッド、蛇口;貯水槽;冷凍用ショーケース;給水機;飲料機;電気湯沸かし器;空気清浄機;サウナ装置;電気暖房器;工業用炉;原子炉;汚水浄化器;暖房加熱用太陽熱吸収器;海水淡水化装置;ガストーチランプ;タンク用水位制御弁;水槽用ヒーター。

 

登録第01254410号「101インターネットイラスト」商標

出願日:2006年6月15日

登録公告日:2007年3月16日

出願区分/指定商品:(第11類)ちょうちん、電球;車輌用ライト;流し台;電気コーヒーポット;シャワーヘッド、蛇口;貯水槽;冷凍用ショーケース;給水機;飲料機;電気湯沸かし器;空気清浄機;サウナ装置;電気暖房器;工業用炉;原子炉;汚水浄化器;暖房加熱用太陽熱吸収器;海水淡水化装置;ガストーチランプ;タンク用水位制御弁;水槽用ヒーター。

【係争商標】

出願第102914183号「eol図形」

 

【争点】

係争商標は引用商標と類似であるか

 

【関連法条】

台湾商標法第30条第1項第10号では、同一又は類似の商品又は役務について、他人が使用している登録商標、又は他人が先に出願した商標と同一又は類似のもので、関連する消費者に混同誤認を生じさせるおそれがあるものは、登録することができないと規定されている。

 

【判決の趣旨】

係争商標と引用商標を比較すると、はっきりと目立つ竹の節状の尖塔付きビルの図形を共に有し、外観構図の特徴は同じ「独特なデザイン」であり、しかも、係争商標の態様は「e、o、黒塗りのビル」が順に配列された全体構図であるから、「eo1」と見えるような視覚的印象を消費者に与え、かつ読み方が「101(イーリンイー)」と同じになり、一般の高層ビルや高層タワーの図形を表したものではなく、台北101ビルとしてより深く印象づけられるので、係争商標と引用商標の類似度は低くない。

原告は係争商標が「イーオーエル」と発音されると主張したが、原告が提出した商品販促映像には係争商標が写っており、商品がいずれも「101(イーリンイー)」の名称で呼ばれていたため、原告の係争商標の称呼が「イーオーエル」ではなく、「101(イーリンイー)」であることは明らかであり、係争商標は全体的デザインが台北101ビルであるという印象を人に与えるので、引用商標と類似していると言える。

 

したがって、係争商標は商標法第30条第1項第10号の登録できない状況に該当する。

 

【出所:司法院法學資料檢索系統】