米国と台湾は6月30日、中断していた貿易投資枠組み協定( TIFA)に基づく協議を約5年ぶりに再開し、テクノロジーのサプライチェーンや食肉輸入などさまざまな問題について定期的に話し合うことで合意した。
米通商代表部(USTR)は台北での協議終了後、労働者の権利や知的財産などのテーマを扱う複数の作業部会を設けることで一致したと声明で発表した。
台湾側の通商交渉責任者、鄧振中氏は記者会見で、今回の協議は将来の米国との本格的な通商協定締結に向けた重要な一歩だと説明。ただそれには時間がかかると指摘し、「1回の協議だけで合意は成立しない。今後多くの話し合いが行われる」と述べた。
出典:
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-07-01/QVJP1PT0G1KX