ことし韓国内での偽造商品の取締りにおいて最も多く摘発された商標はシャネルだったことがわかった。押収品の価格は51億ウォン(約4億7000万円)に達した。
偽造商品が最も多い品目は「かばん類」だった。過去3年間の基準ではエルメスが「偽ブランド品」1位と集計された。
20日「国民の力」のヤン・グムヒ議員が特許庁から提出を受けた「知識財産権・商標権違反の摘発現況」資料によると、ことし1~7月の押収品の価格1位はシャネルで51億ウォンに達した。続いて、ルイ・ヴィトン(39億ウォン)、HiMSEN(3億ウォン)、グッチ(2億ウォン)、バレンシアガ(2億ウォン)などの順だった。
シャネルは昨年も計36億ウォンの偽造商品が摘発され、その規模が単一商標の中で最も大きかった。2018年から4年連続で押収価格上位5位の商標に含まれた。
2019年から3年間の押収品の価格基準ではエルメス(225億ウォン)が圧倒的な1位だった。シャネル(142億ウォン)、ルイ・ヴィトン(49億ウォン)、グッチ(33億ウォン)などが後に続いた。
偽造商品全体の押収品の価格は2018年の365億ウォンから2019年は633億ウォンにまで増加したが、昨年は新型コロナウイルスの影響などにより160億ウォンに急減した。ことしは8月までに124億ウォン相当が押収された。
ことしの押収品の価格を品目別にみると、かばん類(52億ウォン)、化粧品などその他(39億ウォン)、衣類(16億ウォン)、アクセサリー類(6億ウォン)、時計類(2億ウォン)などの順で多かった。
過去10年間に特許庁の偽造商品取り締まりで刑事立件された事例は3692件で、1万8557件は是正勧告処分を受けた。
ヤン議員は、「偽造商品の取引は知識財産権を侵害する明白な犯罪行為」とし、「特許庁は蓄積したデータを参考に偽造商品の点検を追加で実施し、取り締まりを強化すべきだ」と述べた。
出典:
https://www.wowkorea.jp/news/korea/2021/0920/10315725.html