【新華社北京11月30日】特許の検索・分析を手掛けるシンガポールのパットスナップのイノベーション研究センターはこのほど、「スマートカー産業シリーズその1:スマートコックピットと車載情報娯楽システム技術洞察リポート」を発表した。世界のスマートコックピット分野の特許出願件数は19万3千件で、うち中国、日本、米国の特許出願件数が全体の70%近くを占めた。特に中国は8万2300件で全体の42.6%を占め、スマートコックピット技術の最も主なターゲット市場になっている。
同社のコンサルタントは自動車生産量が世界で最も高い3カ国として、中国、日本、米国は自動車産業発展の方向性をある程度代表しているとの認識を示した。このことから、自動車の「新四化(電動化、コネクテッド化、スマート化、共有化)」が進む中、スマートコックピットが未来の自動車産業の重要な方向性の一つになっていることが分かるとした。
スマートコックピットは自動車の内装と電子分野の革新的な融合であり、自動車産業のデジタル化とスマート化における新たな流れとなっている。関連特許出願件数は2011年から年々増加しており、世界的に企業の特許出願件数が増え続けている。
中でも車載情報娯楽システムは自動車産業において市場シェアが最も大きい機能だった。現在、関連特許出願国は50近くの国・地域に広がっている。うち中国の特許出願件数は6542件で全体の32.9%を占め、首位に立っている。リポートは中国、米国、日本、ドイツについて、世界の主な自動車消費市場と自動車関連技術・製品の輸出国であり、巨大な市場ニーズによって車載情報娯楽技術の急速な発展が促されているとの見解を示した。
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