国際特許出願、中国が3年連続世界一 商標出願も3位を維持
2022-02-17
 

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国際特許出願、中国が3年連続世界一 商標出願も3位を維持

2022-02-17
中国国家知識産権(知的財産権)局はこのほど、中国の国際特許出願件数が3年連続で世界一になったと明らかにした。
 
 世界知的所有権機関(WIPO)が発表したデータによると、2021年に中国が特許協力条約(PCT)に基づき出願した国際特許の件数は6万9500件で、前年に比べ0・9%増加した。
 
 21年に世界で出願されたPCT出願件数は0・9%増の27万7500件で、新型コロナウイルスの影響を克服し過去最高を更新した。出願件数の2位以下は米国(5万9600件、1・9%増)、日本(5万300件、0・6%減)、韓国(2万700件、3・2%増)、ドイツ(1万7300件、6・4%減)の順だった。
 
 企業別では、中国企業13社がトップ50に入り、前年から1社増えた。通信機器大手の華為技術(ファーウェイ、Huawei)は6952件と5年連続で首位の座を守り、スマートフォン大手のOPPO(オッポ)は2208件で6位、液晶パネル大手の京東方科技集団(BOE)は1980件で7位に入った。
 
 大学トップ50では中国の大学が4校増えて19校となり、米国(18校)を抜きトップになった。浙江大(306件)が米カリフォルニア大(551件)に次ぐ2位となり、清華大(4位)、華南理工大(7位)、蘇州大(9位)もベストテン入りした。
 
 21年のマドリッド協定議定書に基づく国際商標出願件数は、世界全体で14・4%増の7万3100件。05年以降で伸び率が最大になった。中国は5272件で、米国(1万3276件)、ドイツ(8799件)に次ぐ3位だった。
 
 
 
出典:https://www.afpbb.com/articles/-/3390027