IPニュース
Home > IPニュース
ブイ・テクノロジー<7717> は7日、同社とウシオ電機の間で生じている複数の係争案件について改めて「まとめ開示」を公表し、同社との間で生じてる係争案件は業績には影響を与えていないとの見解を示した。
ブイ・テクノロジーが、改めて公表した「まとめ開示」の内容は、
(1)ウシオ電機社による「IPS光配向装置のガラス基板搬送機構」の特許権侵害に係る提訴当社製品 であるIPS /FFS液晶用光配向装置が上記特許を 侵害した こと を以 って、 平成27年7月3日付けで、10億7600万円を請求する訴訟の提起および販売差止めの仮処分命令の申立てが東京地方裁判所に対しなされ ました が、平成29年2月9日付けで 、ウシオ電機社の請求は棄却 され当社の主張が全面的に認められており ます。その後、平成29年2月23日付けで、ウシオ電機社から同判決を不服として知的財産高等裁判所に控訴の提起がなされております。なお、対象特許については、特許無効審判にて平成28年10月17日付けで、無効の審決が出ております。
(2)当社による「IPS光配向装置のガラス基板搬送機構」の中国における関連特許の無効審判請求平成28年9月23日付けで 、前項に関連する中国特許の無効審判を申し立て、平成29年4月10日付けで、無効の審決が出ております。
(3) ウシオ電機社による「IPS光配向装置の光源配置」の 特許権侵害に係る提訴当社製品 であるIPS/FFS液晶用光配向装置が上記特許を 侵害した こと を以 って、 平成27年10月9日付けで、18億20万円を請求する訴訟の提起および販売差止め仮処分命令の申立てが東京地方裁判所に対しなされ、 平成28年6月24日付けで 、日本国内での仮処分命令が決定しIPS光配向装置の一部機種が処分の 対象となりましたが当社の 業績への影響はございませんでした 。また、当社は 、この決定を不服とし、平成28年7月11日付けで、 仮処分異議申立書を東京地方裁判所に提出しており、現在本件訴訟を含め東京地方裁判所において係争中です。
(4 )当社による「営業秘密の不正取得」に係る 提訴平成28年10月24日付けで 、ウシオ電機が当社の営業秘密を不正取得したことを以って東京地方裁判所に訴訟を提起しました。現在、東京地方裁判所 において係争中です。
(5) 当社による「虚偽告知」に係る提訴平成29年5月15日付けで 、ウシオ電機社が、当社の顧客に向けて虚偽告知を行い、当社事業の妨害と企業イメージの毀損をもたらしたことを以って、24億7624万3546円を請求する訴訟の提起を東京地方裁判所に行いました。
というものとなる。
ブイ・テクノロジーがウシオ電機との間で、これほどの激しい係争状態に陥っていることはこれまで大きく報道されたことはなく、今回のブイ・テクノロジーによる発表は市場では、驚きと意外感をもって受け止められている。
出典:http://marketnewsline.com/news/201707071731000000.html