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中国の購買者はついに、自分が購入した製品が偽物または合法かどうかの答えをスマートフォンでコードを読み取るだけで分かるようになる。
これは、アリババが始めたばかりの新しい試みの一つだ。改変不可能なブロックチェーンデータベースを活用して、製造者から消費者まで食品が移動する経路を追跡するというものだ。
中国のオンラインショッピング大手のアリババは、当初この偽装検知機能を、オーストラリアとニュージランドから輸入した食品に対してテストで使っていた。アリババの担当者が Tech in Asia に回答した内容によれば、二つの製品のみがトライアルの対象だった。
製品が中国の購買業者の元に届くと、彼らは特別な QR コードをスキャンする。するとブロックチェーンのデータベースがそれが本物の製品かどうかを示すという仕組みだ。
このプログラムの目的は、ブロックチェーンデータベースを活用して「エンドツーエンドのサプライチェーン追跡と透明性を実現して、消費者の信頼を高め、国境を超えた貿易における信頼度の高い環境を構築すること」であるとアリババは声明で伝えている。
ブロックチェーンのユースケースが増えるとともに、2018年は世界中の企業がこのテクノロジーに対する投資を倍増させ、その額は21億米ドルに達する見込みだ。IDC のレポートによれば、その額は2021年には97億米ドルにまで達すると予測される。
http://thebridge.jp/2018/05/alibaba-fake-food-blockchain-pilot