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欧州連合(EU)司法裁判所(ルクセンブルク)は25日、スイス食品大手ネスレのチョコレート菓子「キットカット」の4フィンガーと呼ばれる形状について、EU商標登録として認めないとの判断を示した。欧州メディアが伝えた。
ネスレは、食べやすいように四つのチョコレートバーを連ねたキットカットの形状は独特で、EU内で十分知名度があると主張していた。
EU知的財産庁は2006年に4フィンガーの商標登録を認めたが、競合会社が不服としてEU司法裁に提訴。一審に当たる一般裁は16年に知名度が十分ではないとして登録を無効とし、ネスレが上訴していた。
欧州メディアによると、EU司法裁は4フィンガーの形状は英国、ドイツ、フランスなどでは知名度があるが、ベルギー、アイルランド、ギリシャ、ポルトガルでは十分に知られていないと指摘。EU知的財産庁に商標登録について再検討するよう求めた。(共同)
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